職務経歴書の書き方|何を書くか、例文からわかる

職務経歴書には、働いた会社・期間・仕事内容と、身につけたことを書きます。まずは「会社名」「いつからいつまで」「担当した仕事」を短い言葉で整理しましょう。アルバイトやパートの経験も材料になります。

編集:職務経歴書chan編集部 / 更新:

職務経歴書の完成見本|販売・パート経験の例

以下は、販売店で働いた一人分の架空の見本です。会社名・氏名・経歴は実在の利用者のものではありません。スマホでは読みやすい幅に折り返しています。提出時の用紙レイアウトやページ数をそのまま再現したものではありません。

記入例:パート勤務で経験した業務と、確認の習慣を伝える

職務経歴書

2026年9月15日現在
氏名:見本 花子

職務要約

2022年4月から2025年3月まで、株式会社サンプル販売にてパートとして勤務しました。日用品売場でレジ会計、品出し、売場案内を担当しました。商品補充時の確認と、交代時の引継ぎを大切にして業務に取り組みました。

職務経歴

株式会社サンプル販売
在籍期間:2022年4月〜2025年3月
雇用形態:パート
配属先:日用品売場

担当業務

  • レジ会計、商品の袋詰め
  • 日用品の品出し、棚の整理
  • お客様への売場案内
  • 交代時の未対応事項の引継ぎ

仕事で工夫したこと

品出しの際には商品名と棚の表示を確認してから補充しました。対応が終わっていない問い合わせはメモに残し、交代する担当者に伝えました。

活かせる経験・知識・スキル

  • 小売店でのレジ操作と会計対応
  • 商品補充と売場整理の経験
  • お客様の問い合わせ内容を確認し、担当者へ取り次ぐ対応

自己PR

確認と引継ぎを大切にしています。売場では、商品について判断できない質問を受けた際に、担当者へ確認してからご案内しました。交代時には未対応の内容をメモで共有しました。入社後も、分からないことを確認し、周囲と連携して仕事を進めたいと考えています。

以上

この見本の、どこを変えればいい?

  1. 氏名・会社名・在籍期間・雇用形態を、自分の記録に置き換えます。
  2. 担当していない業務を削除し、自分が行った作業を追加します。
  3. 工夫と自己PRは、実際に説明できる行動に書き換えます。
  4. 最後に職務要約を読み直し、本文と食い違っていないか確認します。

この例では売上などの数値を作らず、担当業務と確認の習慣を記載しています。資格がないからといって、架空の資格を追加する必要はありません。経験のある作業を「活かせる経験・知識・スキル」として整理しています。

見本を参考に、自分の内容で作る

見本の氏名や会社名は入力されません。保存中の下書きがある場合は、その続きが開きます。

何から書けばいい?まずは3つをメモする

会社名・在籍期間・担当した仕事をメモしましょう

会社名、働いた期間、担当した仕事を1社ずつ書き出します。最初は「レジ」「品出し」「電話対応」のような短いメモで構いません。文章を整えるのは、材料が集まってからです。

期間が曖昧な場合は、雇用契約書など手元の記録を確認しましょう。正確な年月が分からないまま、都合のよい期間を作らないことが大切です。

履歴書との違いは?仕事の中身を詳しく伝える

職務経歴書では、担当業務や身につけたことを詳しく伝えます

履歴書に会社名と入社・退社の時期を書いた場合でも、職務経歴書では担当した仕事を具体的に説明します。同じ会社にいた人でも、担当業務や役割は異なります。

「接客を担当」だけでなく、案内、注文の受付、会計など、経験した作業に分けると仕事の範囲が伝わります。応募先で活かせる作業を、求人票の仕事内容と照らして選びましょう。

職務要約はどう書く?詳しい仕事内容をまとめる

会社ごとの仕事内容を整理してから、経歴全体を短くまとめます

職務要約は経歴全体を短く紹介する部分です。会社ごとの仕事内容を先に整理してから、その共通点や中心となる仕事をまとめると書きやすくなります。

記入例:「小売店でレジ会計と品出しを担当しました。商品の補充に加え、お客様への売場案内にも対応しました。」この例にない仕事をしていた場合は、自分の担当業務に置き換えてください。

担当業務・実績・自己PRはどう分ける?

仕事内容・結果や経験・強みを示す行動に分けます

担当業務は「何をしたか」、実績は「どんな結果や経験があったか」、自己PRは「どんな強みを、仕事でどう活かしたか」です。同じ出来事を使う場合も、説明する役割を分けます。

自己PRで「丁寧さが強みです」と書いたら、入力後に原票と照合した、引継ぎ事項をメモした、など実際の行動を添えましょう。数字が分からない実績は、無理に数字を作らず、確認できる作業や工夫を記載します。

転職が多い・1社だけ・在職中の場合は?

会社や担当業務の変化を区切り、在職中は「現在」と書きます

複数社の場合は、会社と期間の区切りを明確にし、応募先に関係する経験を詳しく書きます。短期勤務を含む経歴の扱いに迷う場合は、履歴書との整合性や応募先の指定を確認してください。

1社だけでも、部署・担当業務・役割が変わった時期に分けて整理できます。現在も働いている場合は終了日を作らず、「現在」など在職中と分かる表現にします。

古い順・新しい順、どちらで書く?

経歴の流れは古い順、直近の経験は新しい順で伝えます

古い順は経歴の流れ、新しい順は直近の経験を伝えやすい並べ方です。仕事の種類ごとに整理する方法もありますが、その場合も会社名や在籍期間が分かるようにします。

書式の名前だけで決めず、読み手が「いつ、どこで、何をしたか」を追えるか確認してください。応募先に書式指定があれば、その形式に合わせます。

スマホ・手書き、どう作って保存する?

提出形式を確認し、スマホなら作成後にPDFを保存します

職務経歴書chanはスマホのブラウザから入力し、PDFを作成できます。完成画面で「PDFを保存・印刷する」を押し、端末に合う案内を確認してください。共有画面を閉じただけでは保存できていない場合があるため、保存先でファイルを開き直します。

手書きの場合も、先に内容を整理してから清書すると修正を減らせます。提出方法が紙かファイルか、指定形式があるかを先に確認しましょう。

提出前に何を確認する?

氏名・在籍期間・文例の空欄と、保存したPDFを確認します

氏名、会社名、在籍期間、文例の「○○」、実績の空欄を確認します。選んだ文章が自分の経験と違っていないか、面接で説明できるかも読み返してください。

PDFを開き直し、文字切れや空白ページがないか確認します。全文を直接編集した場合、前の入力画面で直した内容は自動で反映されないため、最終的な書類で氏名や期間も確認してください。

会社名や期間は、どこまで詳しく書く?

会社名は正式名称、在籍期間は開始と終了の年月で書きます

会社名は正式名称で、働いた期間は年月で書きます。店の名前だけでは雇用された会社が分からない場合は、会社名に続けて店舗名を添えます。例えば「株式会社サンプル販売/○○店」のように分けると、会社と勤務場所を混同せずに説明できます。会社の規模などが分からなければ推測で埋めず、まずは自分の担当業務を正確に書きましょう。

在籍期間は履歴書と同じ記録を見て入力すると、書類間の食い違いを防げます。「2022年4月〜2025年3月」のように開始と終了をそろえ、現在も働いている場合は「2022年4月〜現在」とします。退職が決まっていても、まだ退職していない日を過去の事実として記載しないようにしてください。予定を書くときは、予定であることを区別します。

掛け持ちの仕事は、それぞれの勤務期間を記載します。期間が重なるからといって、どちらかの日付を動かす必要はありません。職務要約で経験年数を示す場合は、重なった月を二重に足さないように注意します。年数の計算に迷ったら「販売と事務を経験」のように、年数を入れず仕事内容でまとめる方法もあります。

担当業務が「いろいろ」あるとき、どう整理する?

一日の流れで思い出し、作業の種類ごとに分けます

一日の流れで思い出し、作業を三つ程度のまとまりに分けます。出勤して準備すること、お客様や同僚に頼まれること、終業前に確認することを順に書くと、「接客全般」の中身を見つけやすくなります。すべてを一つの長い文章に詰め込むより、「会計」「商品管理」「売場案内」と分けた方が、担当範囲を読み取れます。

事務なら「パソコン作業」から一歩進めて、何を入力したかを書きます。注文情報、請求書の内容、顧客情報では仕事の中身が異なります。「注文内容を専用システムに入力し、入力後に申込書と照合」のように、対象と確認手順を組み合わせます。社外に出せない顧客名や金額などの機密情報は載せず、仕事の種類が分かる言葉に置き換えます。

手伝った仕事と、一人で任されていた仕事も区別しましょう。「新人教育を担当」と言い切れない場合は、「新人にレジ操作の手順を説明」など、実際の関わり方を書けます。責任者の肩書きに言い換えなくても、何を任されたのかが具体的であれば経験の説明になります。応募先の仕事に近い担当業務から並べると、読む側も接点を探しやすくなります。

実績に数字がない場合、何を書けばいい?

担当した仕事と、実際に行った工夫を書きましょう

数字が分からなければ、仕事の進め方や担当した範囲を書いてください。売上や表彰だけが記載できる材料ではありません。「交代時に未対応の注文をメモして引き継いだ」「作業前に必要な備品を確認した」など、仕事の中で実際に行ったことを整理します。ただし、行動と結果は別です。確認作業をしただけで「ミスをゼロにした」と結論づけないようにします。

数値を使うときは、何の数字かと期間を添えます。「100件」だけでは、一日なのか一年なのか分かりません。記録で確認できるなら「一日約○件の注文入力を担当」のように示せます。例文に数値欄があっても、覚えていなければ無理に埋める必要はありません。数字を含まない文章へ編集し、記入用の丸や空欄を残さず仕上げましょう。

チームで出した成果を自分一人の成果として書かないことも大切です。全体の成果を記載する場合は、その中で自分が何を担当したかを分けます。自分の担当範囲を説明できない場合は、無理に大きな成果を載せず、日々の仕事に戻って整理してください。面接で「どのように取り組みましたか」と聞かれたときに、自分の言葉で説明できる内容を選びます。

自己PRを自分で書くには?三つの文で組み立てる

大切にしていること・実際の行動・応募先での活かし方を伝えます

強み・実際の行動・応募先での活かし方の順でまとめます。「丁寧です」だけではなく、何を確認し、誰にどう伝えたかを書きましょう。

架空の例:「確認を大切にしています。受注入力後は申込書と照合し、不明点は担当者に確認しました。入社後も手順を確かめて正確な処理に努めます。」自分が経験した場面に置き換えます。

資格・パソコンスキルはどう書けばいい?

取得済みの資格と、実際にできる操作を具体的に書きます

資格は名称を確認して記載し、取得済みと勉強中を区別します。取得年月を書く場合は、証明書などの記録と合わせましょう。資格がない場合も、担当した業務で使った道具や操作を整理できます。資格欄を埋めるためだけに、取得していない資格や受験予定が決まっていない試験を載せる必要はありません。

パソコンスキルは「Excelが使える」だけで終わらず、できる作業を書きます。例えば「入力・表作成・SUM関数による集計」のように、実際に行える範囲を示します。操作を見たことがあるだけの機能を、使いこなせる機能として書かないようにしましょう。会社独自のシステムなら、製品名にこだわらず「専用システムでの受注入力」と説明できます。

学習中の内容は「表計算ソフトの基本操作を学習中」などと記載し、実務経験とは分けます。応募先で必要な操作について、何を経験済みで、何をこれから覚えるのかを伝えるためです。あれもこれも載せるより、求人票にある仕事内容と関係するスキルを先に置き、無理なく説明できる範囲に絞ります。

転職回数が多い・派遣・短期勤務の場合は?

勤務先と期間を区切り、雇用元と配属先を分けて整理します

会社ごとに期間と仕事内容を区切り、似た仕事の説明は要点にまとめます。短い勤務を長く見せたり、複数社を一社の勤務のように書いたりする必要はありません。職歴が多くてページが増えるときは、まず繰り返している説明を減らし、応募先に関係する経験を詳しくします。会社名や期間を省いてつじつまが合わなくならないよう、履歴書と見比べてください。

派遣の場合は、雇用されている派遣元と、実際に働いた派遣先を区別して整理します。守秘義務などで派遣先名を書けない場合は、公開できる業種や担当業務で説明します。派遣先が変わったときには、それぞれの就業期間と仕事内容が分かるように分けると、どの職場で何を経験したのかを追いやすくなります。

一社で長く働いた場合は、会社を無理に分割せず、部署変更や担当業務の変化を小見出しにします。例えば「入社後は販売、異動後は受注事務」と分ければ、同じ会社でも異なる経験を伝えられます。退職理由について詳しい説明が求められていないときは、仕事内容の説明が埋もれるほど長くせず、指定の有無や応募書類全体の構成を確認しましょう。

何枚にする?余白が多い・長すぎるときの直し方

指定がなければA4一〜二枚を目安に、重複や説明不足を見直します

指定がなければ、まずA4一〜二枚を目安に整理してみましょう。これは経験の量にかかわらず必ず二枚に埋めるという意味ではありません。一枚でも仕事内容が伝わっているか、逆に文章を詰めすぎて読みにくくないかを確認します。書式や枚数について応募先から指定がある場合は、その指定を優先してください。

余白が気になる場合は、同じ自己PRを言い換えて増やすのではなく、担当業務の対象や確認手順が抜けていないかを見ます。仕事内容が「接客」だけなら、受付、案内、会計などに分けて書けるか考えます。経験のない仕事を足してまで埋める必要はありません。短い勤務であれば、短いなりに担当した内容を正確に説明します。

長すぎる場合は、会社説明、似た業務の重複、応募先と関係の薄い細かな作業から見直します。文字を極端に小さくして押し込むより、見出しと箇条書きで整理しましょう。最後にPDFでページの区切りを確認し、見出しだけが次のページに残る、文末だけがはみ出す、といった読みにくさを調整します。

スマホで保存したPDFは、どう確認して提出する?

保存先からPDFを開き直し、内容と添付ファイルを確認します

PDFは保存先から開き直し、氏名・会社名・期間・文字切れを確認します。入力画面のURLやスクリーンショットではなく、応募先の指定形式のファイルを提出します。

端末別の保存操作は下のスマホガイドで確認できます。提出前には宛先と添付ファイルを見直し、紙の場合は印刷後に全ページがそろっているか確認しましょう。

途中保存とPDF保存は何が違う?入力内容を消せる?

途中保存は再開用、PDFは提出用。下書きは削除できます

ブラウザへの途中保存は、同じ端末・同じブラウザで入力を再開するための機能です。PDF保存は、完成した書類をファイルとして残す操作です。この二つは別なので、途中保存されていても提出用のPDFが保存済みとは限りません。また、別のスマホや別のブラウザに、自動で入力内容が移るわけではありません。

職務経歴書chanでは、ブラウザ保存が利用できる環境で下書きを十四日間保存します。ブラウザのデータ削除やプライベートブラウズなどにより、復元できなくなる場合があります。必要な書類は期限を待たずPDFでも保存し、共有端末では個人情報を残さないようにしてください。保存状態は作成画面の表示で確認できます。

作成画面の保存データ削除操作では、確認してからこのサービスの下書きを削除できます。ただし、端末にダウンロードしたPDFや、すでに送った応募書類まで消えるわけではありません。それらが不要になった場合は、それぞれの保存先で管理してください。削除前に必要なPDFを残したか確認し、消した下書きは元に戻せる前提にしないようにします。

短いメモを、仕事が伝わる文章にする

以下は架空の記入例です。確認する質問に答え、実際に担当した部分だけを使ってください。

レジをしていた

↓ 確認すること
会計のほかに何をしていましたか?

↓ 経験と合う場合の文章
レジでの会計、商品の袋詰め、売場の案内を担当。

事務の雑用をしていた

↓ 確認すること
毎日頼まれていた作業は何でしたか?

↓ 経験と合う場合の文章
データ入力、書類の整理、電話の取次ぎを担当。

掃除をしていた

↓ 確認すること
どこを掃除し、最後に何を確認しましたか?

↓ 経験と合う場合の文章
共用部の清掃と、作業後の汚れ・備品の確認を担当。

「満足度を向上」「売上を改善」など、確認できない成果を足す必要はありません。担当した作業と、実際に行った工夫を具体的にします。

よくある質問

職務経歴書には何を書きますか?

会社名・在籍期間・担当業務を整理し、職務要約、活かせる経験やスキル、自己PRを加えます。応募先の指定書式がある場合はそれを優先します。

職務経歴書は何枚にまとめますか?

指定がなければA4で1〜2枚を目安に、仕事内容が伝わる量に整理します。枚数を埋めるために同じ説明を増やす必要はありません。

在職中の勤務期間はどう書きますか?

入社年月から「現在」までとし、在職中であることを明示します。退職予定を記載する場合は、退職済みと混同しない表現にします。

文例を選ばず、自分で書けますか?

職務経歴書chanの「自分で書き始める」から直接入力できます。文例を使った場合も、自分の経験に合わせて文章を編集できます。

自分の経験で書いてみよう

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参考資料と編集方針

書類の目的・経験の整理方法の確認には、ハローワーク「職務経歴書の作り方」(PDF)を参照しています。本文の記入例は当サイトで作成した架空の例であり、選考通過を保証するものではありません。