職務経歴書に書くことがないときは、毎日の仕事から整理しよう

大きな売上や表彰がなくても、担当した仕事や、仕事で気をつけたことは職務経歴書の材料になります。まずは「毎日頼まれていたこと」を1つ書いてみましょう。経験していない成果を足す必要はありません。

編集:職務経歴書chan編集部 / 更新:

「実績がない」と「経験がない」は別です

成果の数字がなくても、担当した仕事は書けます

成果の数字を覚えていなくても、担当していた仕事は整理できます。「掃除だけ」「入力だけ」と短く片付けず、作業した場所、扱ったもの、確認した手順に分けてください。

例えば入力業務なら、何の情報を入力したか、どんな道具を使ったか、入力後に確認したかを思い出します。すべて答える必要はありません。分かる事実から書き始めます。

思い出すための5つの質問

相手・扱ったもの・道具・担当範囲・気をつけたことを振り返ります

誰に対応しましたか。何を扱いましたか。どんな道具を使いましたか。どの範囲を任されましたか。何に気をつけていましたか。この5つを、短いメモで答えてください。

「毎日の品出し」なら、商品を棚に補充した、売場の場所を案内した、賞味期限を確認した、などに分けられることがあります。自分がしていなかった作業は含めません。

架空のメモ:「食品売場の品出し。商品名と棚の表示を照合して補充。商品の場所を聞かれたときは売場を案内。発注は担当していない。」ここから担当業務を書くなら「食品の補充、棚表示の確認、お客様への売場案内を担当」とまとめられます。発注や売上管理を追加する必要はありません。

同じメモの職務要約は「小売店で食品の品出しと売場案内を担当しました。補充時には商品名と棚の表示を照合していました」と短く整理できます。会社名・期間は別の欄に実際の情報を記載します。仕事の名前を変えるのではなく、メモを読み手に伝わる順に並べ直す方法です。

アルバイト・パートのみでも書ける?

雇用形態を明記して、実際に担当した仕事を書けます

実際に働いた経験を、勤務先・期間・雇用形態・担当業務に分けて整理します。正社員の肩書きがないことを埋め合わせるために、担当していない管理業務を書く必要はありません。

掛け持ちしていた場合は、会社ごとに期間を記載すると重なりが伝わります。複数の店舗があっても、雇用された会社と配属先を区別すると読み手が理解しやすくなります。

数字や資格がない場合はどうする?

作業の手順や使える道具を、事実に沿って書きます

人数・件数・期間を確認できる場合は具体的に書けますが、曖昧な数字は作りません。作業の手順や担当範囲を書くだけでも、仕事内容の説明になります。

資格がなければ、資格取得をしたようには書かず、使える道具や経験した作業を整理します。学習中のことは「学習中」と区別し、実務経験として扱わないようにしましょう。

「ミスをゼロにした」は結果ですが、「入力後に元の書類と照合した」は行動です。結果の記録がなくても、行動が事実なら記載できます。反対に、普段から確認をしていたことだけを根拠に、改善率や顧客満足度の向上を付け加えないようにします。

短い期間でも、何を教わり、どこまで任されていたかを分けて書けます。「一人で受付を担当」と書けなければ、「担当者の指示のもとで受付票の記入を案内」と表現します。経験を大きく見せずに範囲を明らかにする方が、面接でも説明しやすくなります。

自己PRの強みが思いつかないときは?

性格ではなく、仕事で実際に行っていた行動から考えます

性格を1語で決めるより、仕事中の行動を先に書きます。「分からないことは確認してから作業した」「引継ぎの内容をメモした」など、自分が行っていたことを挙げます。

その行動が応募先の仕事でどう役立ちそうかを考えます。確認を大事にした経験なら、正確さが求められる作業への取り組みとして説明できます。ただし、ミスを何%減らしたなど未確認の成果は加えません。

仕事の経験そのものがない場合は?

提出の必要性を確認し、必要なら学習や訓練の経験を整理します

勤務経験がない場合は、架空の会社や職歴を書かないでください。職務経歴書の提出が必要か応募先の案内を確認し、必要な場合は訓練・学習など事実に基づく経験を整理します。

職務経歴書chanは勤務先ごとの入力を中心にしたツールです。勤務経験がない場合に無理に会社名を埋めず、応募先の指定に合う書式や相談窓口を利用してください。

例えば表計算を学習した場合は、受講期間、学んだ操作、自分で作成した課題を整理します。「売上管理の実務経験」とはせず、「講座で表の作成と合計の計算を学習」のように経験の種類を明示します。仕事をしていない期間の活動についても、実務と混同しない見出しに分けます。

応募先への確認は「勤務経験がありませんが、職務経歴書の提出は必要でしょうか。必要な場合、学習内容などをまとめた書類でよいでしょうか」と具体的に尋ねられます。提出不要との案内があれば、求められている履歴書などの準備を進めましょう。

短いメモを、仕事が伝わる文章にする

以下は架空の記入例です。確認する質問に答え、実際に担当した部分だけを使ってください。

レジをしていた

↓ 確認すること
会計のほかに何をしていましたか?

↓ 経験と合う場合の文章
レジでの会計、商品の袋詰め、売場の案内を担当。

事務の雑用をしていた

↓ 確認すること
毎日頼まれていた作業は何でしたか?

↓ 経験と合う場合の文章
データ入力、書類の整理、電話の取次ぎを担当。

掃除をしていた

↓ 確認すること
どこを掃除し、最後に何を確認しましたか?

↓ 経験と合う場合の文章
共用部の清掃と、作業後の汚れ・備品の確認を担当。

「満足度を向上」「売上を改善」など、確認できない成果を足す必要はありません。担当した作業と、実際に行った工夫を具体的にします。

よくある質問

売上などの実績がなくても書けますか?

担当した仕事と実際に行った工夫を記載できます。確認できない数字を作る必要はありません。

アルバイトしか経験がなくても書けますか?

勤務先・期間・雇用形態・仕事内容を整理して書けます。管理職の肩書きがなくても、実際に任された作業は経験です。

資格がない場合はどうしますか?

取得していない資格は記載せず、使える道具や経験した操作を整理します。学習中の内容は実務経験と区別します。

一度も働いたことがない場合は?

職務経歴書が必要か応募先に確認します。必要な場合も架空の職歴は作らず、学習や訓練などの経験を指定に合う書式で整理します。

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職務経歴書chanでは、文例を選んでも、自分の言葉で書いても作れます。選択した文例を実際の経験に合わせて編集し、PDFで保存できます。

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参考資料と編集方針

書類の目的・経験の整理方法の確認には、ハローワーク「職務経歴書の作り方」(PDF)を参照しています。本文の記入例は当サイトで作成した架空の例であり、選考通過を保証するものではありません。